
カロチノイドの1種であるルティンは体内で吸収されると殆どが目の網膜と水晶体に蓄積されます。眼に蓄積されたルティンは活性酸素の発生原因となる紫外線や可視光線の中の青白色の部分を吸収して、眼球内の組織を守ります。さらに強い抗酸化力で水晶体や網膜の酸化を抑制してくれます。
こうしたルティンの働きで酸化が原因で引き起こされる眼病、視力の低下、眼精疲労などあらゆる眼のトラブルを予防して眼の健康を維持してくれているのです。それでは私たちは日ごろ、どのようにしてルティンを摂取すればよいのでしょうか?ルティンを多く含んでいる食材は緑黄色野菜ですがその中でも特にルティンの含有量が多いのがほうれん草です。
ほうれん草を良く食べる人は白内障にかかる割合が低いということが報告されています。ほうれん草100gに含まれるルティンの量は10.2mgでカロチノイドが多いとされているブロッコリー、レタス、芽キャベツ、かぼちゃなどの野菜や豆類と比較しても群を抜いて多く含まれています。
このほか青汁の原料として知られるケールにはほうれん草の2倍以上のルティンが含まれていますが、苦味が強く食材としては中々積極的な摂取は難しいので日常生活の中で取り入れるならほうれん草がお勧めです。
またルティンは脂溶性なので油と一緒に摂ることでスムーズに体内に吸収されます。したがってほうれん草のバターソテーや油いため、おひたしの場合はほかに脂質を含む食品を摂るかマヨネーズなどをかけて食べることをお勧めします。
現代人のライフスタイルはストレスや喫煙などによって活性酸素が発生しやすい状況にあります。活性酸素の毒性をルティンは抑制してくれますが、ルティンは体内で生産することが出来ません。したがって食事の時には積極的に緑黄色野菜を食べるようにしてください。ほうれん草なら1日1/3束が目安です。どうしても不足しがちな分はサプリメントでの補給も効果的です。