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活性酸素

体内で生命維持に必要な新陳代謝の副産物として活性酸素は作り出されます。これは細胞がエネルギーを取り出す過程で酸素が消費され、その結果として活性酸素が発生するというメカニズムで人が活動するためには不可避な存在なのです。また活性酸素そのものは生命維持にも必要な重要な物質で、体内の有害物質と結びつき最後には水になります。

しかしこの活性酸素が余剰に作り出された場合、体内の正常な細胞を攻撃して酸化させてしまうのです。これは活性酸素の組成が非常に不安定であり他の物質とすぐに結びついてしまう性質のためです。活性酸素の働きで正常な細胞が減っていくと老化が進みます。こうして老化現象と呼ばれる様々な弊害が肉体にもたらされてしまうのです。

生理的飛蚊症もこの活性酸素が硝子体内の血液やその他の代謝物などを酸化させてしまうのが直接的な原因と考えられています。この活性酸素の生成を促すのが紫外線、栄養障害、飲酒、喫煙、ストレスなどです。活性酸素が硝子体を構成しているたんぱく質を酸化させてしまい、濁りが生じます。これが網膜に影として写り飛蚊症を発症させるのです。

以前は老化による現象だった飛蚊症ですが、ストレスや偏食傾向の強い現代では若年層にまで飛蚊症の患者が増加傾向にあります。この活性酸素の活動を抑制するには抗酸化物質が不可欠です。

それでは体内で生成される抗酸化物質を紹介しましょう。スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は皮膚組織で重要な働きをする抗酸化物質です。細胞の破壊を食い止めたり蘇らせたりする働きがあります。コエンザイムQ10は体内のエネルギー源の一つであるATP を作り出すのに必要な補酵素の1種です。コエンザイムQ10が減っていくと様々な疾患にかかりやすくなると言われています。

リポ酸は体内で作り出されるビタミン様物質でフリーラジカルからの攻撃から細胞を守る働きをしてくれます。またビタミンBやEが不足したときにその代わりとなって働いてくれます。ルティンは水晶体や網膜に存在している抗酸化物質で、眼組織が酸化するのを防いでいて眼病全般を予防しています。ルティンは加齢とともに減少してしまうので、食事やサプリメントで補う必要があります。

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