
食生活が乱れることで網膜に必要な栄養素が不足してしまいます。そうすると視力の低下など自覚症状を覚えやすい症状が出てきますが、同時に硝子体の成分であるヒアルロン酸やコラーゲンも不足し、硝子体自身が小さくなっていってしまいます。
元来硝子体が眼球内に満たされていることで光をスムーズに届けることが出来るような仕組みになっているので硝子体が小さくなってしまっては網膜が眼球からはがされて傷つく可能性があります。また網膜そのものの栄養が不足してしまうことで細胞の結合力が弱まり、網膜が裂けてしまう網膜裂孔が引き起こされる事があります。
このようにして食生活の乱れからくる栄養不足が発端となって飛蚊症になるケースがあります。飲酒もアルコールが分解されるときにアミノ酸などの栄養素が使われて減少するので眼組織の栄養不足に間接的に繋がるといわれています。喫煙は活性酸素の量を増加させ、健康な眼組織を攻撃します。
また生活習慣病も飛蚊症を引き起こす原因と考えられています。これは高血圧や糖尿病になると網膜から出血しやすくなることが原因で、その血液が硝子体内に入り込み飛蚊症を引き起こすのです。
特に糖尿病は糖尿病性網膜症という合併症に注意が必要で、糖尿病患者の実に40%もの患者が飛蚊症の自覚症状症があると報告されています。糖尿病性網膜症は進行すると失明する可能性が非常に高いので注意が必要です。
かつては老化現象の一つとしてあきらめられていた飛蚊症ですが、近年アンチエイジングの考えが広まり、生活習慣を見直すことで老化そのものの進行を遅らせることが可能だということが分かって来ています。飛蚊症も生活習慣を見直すことで十分予防できる時代になってきたということですね。